姉歯容疑者の耐震構造計算書偽造問題を皮切りに、建築業界の信用を失墜させる事件が後を絶ちません。
家を建てるにしても、マンションを買うにしても、「こいつら信用していいのか?」と不安がつきまとうようになります。
買い控えもおきるでしょう。
しかし信用を勝ち取り、お客を安心させることができる事業者には、チャンスかもしれません。
ユナイテッドルームズ社のカメラマンが建設現場に行き、地質調査や基礎工事、屋根、外壁工事など建設作業の一部を撮影する。動画はWindows Media形式にエンコードしてサーバに保存するほか、DVD化する。建築現場にライブカメラを設置し、24時間映像配信するサービスも行う。
不安に思うお客のために重要な工程ごとに撮影し、大丈夫な様子を証拠として提供するんですね。
また、この方法は他の建築業者に売り込むことも可能でしょう。
消費者の不安(=建築業界のしこり)にGoocam World Mapみたいなサービスをあてて解決することでビジネスに転換しているわけですね。
勉強になるなあ。
ちなみにGoocam World MapはウェブカメラとGoogle Mapsのマッシュアップです。
いまは、と~~~~~っても重たいんですが、これがモデルになります。
撮影は1回あたり3万6000円からで、標準コースは10回の撮影で36万円から。ライブカメラ撮影は別料金。とのことで、直感的に高いと思えるんですけど、建築士に建物の鑑定を依頼すると十数万~二十万は下らないといいますから、値ごろなのかも。
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