携帯電話の着うたや着メロはいまや音楽業界のドル箱ビジネスです。
それは日本だけでなく、アメリカでも40億ドルを超える収入をもたらしているとか。
ときに、着うたや着メロは、アーチストの手がけたメジャーなワンフレーズ、というのがよくある形です。
この作曲行為をもっとたくさんの人に広めようと、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが着メロ制作ツールを開発したそうです。
マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボは着信メロディーの作曲ツールを無料で一般の人たちにひろく提供し、この市場で新たな創造のかたちを切り開こうとしている。
MITが開発したこの音楽作成ソフトウェアは『ハイパースコア』という。これを用いて制作されたオリジナルの着信メロディーを対象としたコンテストが開催され、1月27日(米国時間)にはMIT構内で優秀作が表彰された。
スピリットとしては、Appleがガレージバンドを提供し、作曲したりアレンジしたり発表するユーザーが増えていくのと近いものを感じますね。
着メロに特化したツールとなると、10~30秒の間で見せ場をつくる緊張感がある。
その制約がポッドキャストとの違いでしょうか。
また、展開として興味深いのは、教育プログラムとして世界中で使われていることです。
ハイパースコアは現時点で数十万台のコンピューターにインストールされているほか、世界中で音楽教育カリキュラムの一環として使われている。また、MITが企画し、来年には世界の開発途上国で学ぶ大勢の子どもたちに届けられる「100ドルノートパソコン」にもプレインストールされる予定だ。
記事をつづけて読むと、インターフェースも絵を描くように操作することになるとのこと。
直感的に使えるものであれば、字が読めなくても作曲することができわけですね。
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