個人が撮影した映像を投稿・配信できるサイトがまた一つ、日本に登場するそうです。
「ワッチミー!TV」といい、7月からβ運営を開始するとのこと。
▼ テレビとネットの近未来 ブロードバンド・ニュースセンター 「フジテレビ 個人向け動画投稿サイトに参入発表」 より
インターネット上での映像発信プラットフォーム「ワッチミー!TV」の運営を事業の中心にするとのこと。(中略)同サイトではハンディムービーやデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話やPCのウェブ・カメラなどで撮った映像を簡単にアップロード、またはライブ・ストリーミング配信できるサイトを目指す
映像作品を軸にコミュニティを作るとか、広告事業やエージェント事業もやるなど、多角的に取り組むようですね。
一方で、YouTubeのAPIを使ったQooqle Videoというサービスもできてきています。これは各種配信サイトからビデオデータを検索しやすくするアプローチです。ユーザーとしては内容が分かりやすく、ビデオコンテンツとしては広がって行きやすくなっています。
動画配信サービスと、こうしたデータベース抽出型検索サービスを絡めて考えると、検索サービスによって動画を集積したサイトのトラフィックが容易に流出してしまうなあ。と思えてきます。
従来型のアドセンスやアフィリエイトは、そのサイトに発生したトラフィックにつれて成果が上がる面がある。
それなのに、そのサイトにこなくても動画データをほかの窓口からも見られるというのは、サイトにお客さんを連れてこないわけだから、アドセンスやアフィリエイトが有効に働かなくなります。
また製作者は、映像を一般公開する以上、よりたくさんの人に見てもらって、反応を得たい気持ちがあります。
だから動画データをいろいろな配信サービスに投稿するし、手広くばら撒いてくれる仕組みを持ったサービスほど積極的に利用したい。
個人的に製作者としての考えをで述べると、APIを公開することでもっと動画にアプローチできるようにしているYouTubeは、そういう点で魅力的です。
このようにトラフィックをサイト内に囲い込むことが難しくなりつつあるなかでは、従来型広告事業をやるより、動画自体が収入を呼んでくるREEVERみたいなモデルのほうが、有効かもしれません。
関連リンク:
▼ メディアパブ 「MySpace Video,あのYouTubeを凌ぐ勢い 」
▼ メディアパブ 「ビデオ共有サービスの10サイトを比較評価」
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