iTunes Music Storeからのビデオのダウンロード数が300万本を突破し、ビジネスモデルとして確立しつつあるようです。
CNET JAPANの関連記事の見出しを抜き出してみると、
・2005/11/01 iTunes Music Storeからのビデオダウンロード、はやくも100万本突破
・2005/12/07 iTunesでのビデオ配信が加速--NBCが11番組を提供へ
・2005/12/07 ニュース解説:「iTunes経由のテレビ番組配信が本格化へ」
とくに最後の記事がまとめとなっていて、記者はオンラインの音楽配信ビジネスが立ち上がったころを思い返して、こう述べています。
当時、各レコード会社はアーティストとの契約を追跡するのは困難で、音楽のオンライン配信をすべてのアーティストが受け入れるには時間がかかるだろうと述べていた。ところが、iTMSは大ヒットし、お金が流れ込み始めた。そのうちに、契約に関する疑問はどこかに吹っ飛んでしまった。
ビデオもこれと同じように、著作権契約問題がネックになるだろうと言われてきましたが、潮流を作ってしまえば、状況のほうが潮流に合わせて変わってしまう。
そんなことを目論み、事実、それは達成されつつあるとのこと。
もう一つ、記者が注目したのは、iTunes Music Storeが契約したのは放送局ではなく、番組制作会社である点。
ここがブレイクスルーだったのですね。
コストが大幅に削減できるコンテンツ流通経路が軌道に乗りつつある。
これが確立ときには(もうそうかも知れませんが)その局面でのコンテンツ・アグリゲータの存在価値とは、集金力あるいはプロモーション力を軸にしたプレイの質によるんだろうな。ということがうかがえます。
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