msnビデオでナショナル・ジオグラフィックの番組がみられます。
宇宙の果てから飛来してくる小惑星がどれほどのインパクトをもたらすか、1本あたり3分足らずのビデオで、解説してくれます。
番組の興味深さもさることながら、同様のテーマの番組を続けて再生してくれることに、改めてこの視聴スタイルは快適だなあと思い至りました。
最初にアクセスしたワンアクションで、あとはほっといても良いというのは、何かしながらでも安心してみていられるわけですね。
広告の観点から見ても、この仕組みは結構重要だぞ?と思いなおしたり。
▼ 宇宙の果て スペース・キラーズほか
アクセスすれば、トップのビデオから自動的に再生が始まります。
ビデオの始まりと、切り替わるときにCMが流れます。
じつはこのCM挿入が、ポイントだなあと感心しました。
つまりですね。
YouTubeとかGoogle videoが人気だけども、再生が始まるまでに読み込み時間中、真っ黒い画面のまま待たされるでしょう。
あれがなんともかったるい。
もう一つ。
1本のビデオが再生し終わると、「もう1回見る」「シェアする」との場面になって、そのたびに新しいビデオを選びなおすことになります。(プレイリストみたいなものがあったかな?見かけたことがないけども。)
これ、3本くらいならいいけど、延々とこの操作が続くのかと思うと面倒くさい。
msnビデオの場合は、その待ち時間にCMを流します。
そのCMが流れている間に、次のビデオのデータが準備し終わっている。体感的にはそういう状態です。
真っ黒い画面を「いつまで待てばいいんだ?」と、ボンヤリ眺めているより、よっぽど間がもちます。
また、最初のビデオが流れ終わると自動的に新しい番組が流れ込んでくると、見ている側も受身な態度に変化します。
「自動で次のものが始まるから、ちょっと待ってよう」という気分ですね。
それによって、ビデオとビデオの間に空白の時間ができますが、ここにCMを見せるチャンスが生まれるわけです。
この仕組み、すごくいいなあ。
露出率で報酬を稼ぐタイプの広告にはバッチリです。
(クリックや成果報酬広告には微妙かもしれないけど)
さて技術的には、msnビデオもYouTube、Google videoと同様にストリーミングです。(参考)しかし、この差はなんだろう?
msnビデオはmsnの中でのみ見られるから、本編のビデオを流している線とは別に、CMを入れてくる専用の線があるのかもしれない。で、どちらかがバッファリング中、もう一方から流せるビデオを見せているのかもしれない。
推測ですが。
これ、投稿ビデオのハブになってるところが、よそのサイトにエンベットタグで流布する際、セットにすることができたら、ビデオ・バイラルが起きたときに露出機会も増やしていくわけだから、いいなあ。
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