いやあ、感慨深いですねえ。
そんなの待たずに昨年秋の段階で、PSPでビデオポッドキャスティングをやってましたがなにか?
思わずそんなため息が出てしまうほど、遅いです。
▼ PSPがビデオキャストに対応、プレステのゲームがプレイできるエミュレータも登場へ
まず2006年春に、オーディオキャストとMacromediaのFlashに対応する。RSSフィードが取得、閲覧できる「RSSチャンネル」でオーディオキャストの再生が可能となる。Flashについては、PSP向けのFlash Player 6.0を配布する。その後、2006年秋のファームウェアアップデートでビデオキャストに対応する。
昨年秋、無線LANとPSPのウェブブラウザをつかって、ファイルにアクセス。そしてダウンロードという方法でなんとかやれたPSPへのビデオポッドキャスト。
ダウンロードファイルのフォーマットからPSPとiPod、両方で見られる落としどころを探ったりしてね。
でも、初心者が始めるにはあまりにも面倒なんで、PSP側でいくつかのポイントが直されなければ、普及しないだろうな。インターフェースがずっと使いやすくて、盛り上がっているiPodがリードするだろうと容易に想像できました。
しかし、PSPはビデオiPodが出たときに、「うちは違うから」という路線を出しましたよね。
ゲームとか、ロケーションフリーとか、自社提供コンテンツとか。
そんな状況をみて、PSPはポッドキャスティングみたいな盛り上がりは無視する方向なんだねと悟ったわけです。
だから、はっきり言っちゃうと、「え?いまさらですか?」という印象です。
iTunesがテレビ放送の販売を始めたタイミングに、「そっちの映像はこちらの端末でも見られますよ。」と出てくるのも、「え?いまさらですか?」という感じ。
あの、独特なルール(サムネールファイルを別に用意するとか、ファイル名の付け方)にはずいぶん悩まされたけれど、どうなっちゃうんですかねえ。
ちなみに、ビデオポッドキャスティングがこれでブレイクすると見方もあるようだけど、一番ブレイクするのは既存コンテンツをPSPに入れるとか、YouTobeの著作権ぎりぎりな動画を取ってきて入れるやつでしょう。
個人で発信する人間が爆発的に増えるなんてことは、しばらく無いでしょうね。
まあ、あるとすればハウツーものかなあ。
あの画面の大きさは、見本を見せながら解説するには便利です。
しかし、そのジャンルにはもうずっと安い価格でMicrosoftのOrigamiが食い込んじゃってるんです。こっちはゲームはできないけど、ネット閲覧も原稿書きもできる生産ツールです。
PSPが、PCの向こうを張ってやっていけるかっていったら、そりゃニヤニヤしちゃうわけで。
今の時点でマルチメディア端末というポジションで生き残るのは厳しそうだし、なんだかポッドキャストやRSS関係の性能は実現したものの、やっぱりゲーム機なんです。というポジションに戻りそうな気がしてなりません。
いじわるな見方かな?
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